ブックタイトル日本ねじ研究協会 1983年11月
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日本ねじ研究協会 1983年11月
一ねじ締結ガイドブック(強度編)一533衝撃引張特性衝撃引張荷重に対するねじ部品の挙動に関しては,幾つか報告されている(16ト(!7)が,大部分はね(前号P.289より)類・材料は炭素鋼6種類,ねじ部は転造加工)を,切削ナット(材料はボルトNa5~7と同一の中炭素鋼・強度区分はClass5)と組合せた時の常温,及び一60℃における疲れ限度を求めている。じ形状・寸法,ねじ加工法などの影響を検討した常温における疲れ限度の値が,ねじ転造後に調ものである。ここでは試験温度100℃~-190℃質している点を考慮しても低過ぎるため,表5のにおけるアイゾット衝撃吸収エネルギー(試験片疲れ限度の値そのものよりは,-60℃での疲れ破断時の吸収エネルギーをねじの谷の断面積で除限度がすべて常温のそれと同等力ミリやや大きくなした値を引張衝撃値と定義している)についてのるという定性的傾向に注目すべきであろう。上田らのデ_タ㈹を参考として示す。ねじ部は鋭い切欠きに相当し,鋭い切欠きを有4種類の材料(炭素鋼及びCr-V鋼各2種類)から製作した8種類のボルト試験片(ねじの呼び2水準,ねじ加工法2水準,加工後の時効の有無2水準)について試験し,次のような結果を得ている。(1)炭素鋼製の転造ボルトの引張衝撃値は図7に示すように温度の低下に従ってやや大きくなり・0~-50℃で最大値を示す。(2)切削ボルトは転造ボルトに比べて引張衝撃値は幾分小さいカミリ温度低下による引張衝撃値のする切欠き材と同様に,破断に至るまでの寿命のかなり初賑ねじ谷底に畷れき裂が発生し20疲れ寿命の大部分はねじ谷底等に発生した疲れき裂が進展していく過程と考えられる。すなわち,疲れき裂の挙動(特にその発生と進展)の面で,ねじ部と鋭い切欠き材とは類似点があるため,鋭い切欠き材に関する低温疲れ強さデータから,同一材料のねじ部品の低温疲れ強さを大体推定することができるo大内田らは軟鋼,高張力鋼,9%Ni鋼,ステ変化は転造ボルトと同じ傾向にある。Cr-V鋼ンレス鋼,アルミニウム合金等の切欠き試験片のように熱処理した合金鋼の切削ねじでは,遷移(一形状係数Ct==1~6)に対して,常温,-55温度が低温側に移行すると考えられる。(3)炭素鋼転造ボルトでは,引張衝撃値に及ぼす転造後時効の悪影響が低温域で認められる。転造後の時効によって,引張衝撃値が低下するとともに遷移温度も10~30℃上昇する。534低温疲れ強さねじあるいはねじ部品の疲れ強さについては,3章で述べられている様に従来からかなりのデータ等が報告されているが,低温での試験データは℃・-195℃における引張圧縮疲れ強さを求めており㈹,8~㈲・Bisl10Pらはチタン合金の切欠試験片(形状係数α一2.65)に対して常温,-7ε℃・-196℃における回転曲げ疲れ強さを勅ている(鴛図8及び表6は得られた結果の一部であり,M6からM30のメートルねじの形状係数はα=(助と考えられるので,この形状係数に対4~6応する鋭い切欠き材の疲れ限度は,室温のそれより高くなることがわかる。常温の疲れ限度に対す極めて少い(9~(2!もる増加率は,平滑材のそれに比べてかなり小さく19は,表5に示すような22種Tarkhanov類のM12ボルト(強度区分は4.6~8,8の7種劉低温での切欠きに対する感受性隔くなる。また,平均応力の影響については,常温の耐久*応力集中の程度を示す値で,応力集中係数とも呼ばれる。切欠き部の形状・寸法に依存し,値が大きいほど応力集中の程度が大きくなる。日本ねじ研究協会誌14巻11号(1985)一527一