ブックタイトル日本ねじ研究協会 2002年10月
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日本ねじ研究協会 2002年10月
[クとクロム化合物のバリヤー効果によって構成さダクロタイズド処理がこれまで多くのねじ部品れ非常に優れた耐食性を示す(図1)。に採用された理由のひとっが,超薄膜であるため腐食因子(H20,02)↓↓↓↓↓嵌合への影響が少なく,ねじ本来の機能である締結性を確保出来たことにあると思われる。4.ノンクロム型防錆表面処理Q)亜鉛フレーク■■■■1クロム酸化合物(nCrO3・mCr203)図1ダクロタイズド処理被膜(2C2B)の構造自己犠牲保護作用とは金属のイオン化傾向から素材である鉄(Fe)よりも,より卑な金属である亜4.1防錆のメカニズム六価クロムのような強酸化力を利用出来ないノンクロム型防錆表面処理では,その防錆力を他の方法で補わなければならない。代表例として,すでに海外では自動車用を中心に高いシェアを誇る米国マグニ社(図3,4)の開発した材料:ドルフレーク(日本名)について述べる。図2に示すように,その被膜構造は下層のべ一スコートと上層のトップコートの二層から形成さ帆鉛(Zn)が先にイオン化する,すなわち腐食するこれ,その相乗効果により優れた防錆力を発揮出来と[自己犠牲]によって素材(Fe)の腐食を遅らせる[保護]作用である。この亜鉛のイオン化,つまり溶出するスピードが速ければ鉄を保護出来る期間は短く,スピードを遅く出来れば長期間にわたって鉄を保護することが可能である。ダクロタイズド処理の場合,やや電導性の悪い還元クロメート皮膜(nCrO3・mCr203)によって亜鉛粒子を包み込んでおり,急激な亜鉛の消耗を抑止(コントロール)している。不動態化とは清浄で活性な鉄素地表面に六価クロム化合物である無水クロム酸の強酸化力によって緻密な水酸化物層を形成することであり,これにより腐食の進行を抑制していると考えられる。さらにフレーク状の亜鉛が腐食因子である水,酸素の透過を阻害し,数μmの超薄膜でありながら著しい防錆効果を発揮している。以上のようにダクロタイズド処理による高耐食性は,六価クロム化合物の存在により,これ以上ない理想的な防錆処理皮膜を形成していることがる。べ一スコートはダクロタイズドと同様,亜鉛フレークを含有し無機系バインダーに覆われた状態である。無機系であるのは亜鉛の犠牲腐食作用を機能させるためにある程度の電導性が必要であることと,締結時の摩擦力に耐えられるよう緻密で硬い皮膜を形成する必要性からである。トップコートはアルミフレークを特殊有機系バインダーにて固めており,下層のべ一スコートと強力に密室口与{量匡1・{一有口機系'ベィンダー[==コアルミフレーク灘講灘無機系パィンダー[==コ亜鉛ルーク酬わかる。図2ドルフレーク処理被膜(2C2B)の構造一284一」.」αt)αnRes.Inst.r()rScrewThreαds&Fαsteners.Voi.33,No.10(2002)