ブックタイトル日本ねじ研究協会 2002年10月

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概要

日本ねじ研究協会 2002年10月

T表1アルミニウム合金ボルトの機械的性質(JISBlO57より抜粋)-材質区分AL2AL3AL6サイズ区分ML6以上M14以下310M14を超えM36以下280一一一一機械的性質一幽一一一引張強さ/MPa耐力/MPa伸び/%規定材料質別最小最小最小2056-一一一一→一一2006一一一『一一M1.6以上M6以下3202507M6を一超えM39以一回一一一一一下一-31026010-一一雫Ml.6以上M39以下5104407一5056 H14~H1660617075-一一T6-一一一T6座面圧の緩和及び目標軸力の導入の見地クの増大により塑性変形して潰れやすい,そこでから,アルミニウム合金ボルトの座面角はθ=強度が最も高いAL6アルミニウム合金ボルトが0.5deg.程度が適切であるといえる.座面角θ≦Odeg.およびθ>0.5deg.では座面の接触面が内使いやすいと考えられる.表1によるとAL6の規定材料と推奨する質周部及び外周部に偏り,面圧緩和の効果が期別はA7075-T6である,7000系合金を使用する待できないので好ましくない.アルミニウム合金ボルトの強化機構は,主に溶体化後の時効硬化の程度に支配される。実際4.アルミニウム合金ボルトの機械的性質にA7075冷間引抜き丸棒の多段冷間鍛造とねアルミニウム合金ボルトの機械的性質は,じ転造によりボルトを成形し,T6熱処理を施したJISBlO57-1994「非鉄金属製ねじ部品の機械的アルミニウム合金ボルトの引張強さと耐力は,そ性質」によれば,材質区分別(ALI~AL6)に定められている表1はこのJIS規格からの抜粋で,材質区分別の機械的性質と,規定する材料およれぞれ600MPa,540MPa程度の値が得られている,アルミニウム合金の密度は鋼の約1/3であるため軽量化に有効であり,等重量の鋼製ボルび推奨する質別(熱処理等)を示し,ボルト締結トと比較すると1784MPa,1609MPaに匹敵する.体の設計の要求強度に合わせて選択することができる.ASFなどの自動車ボディーでは,5000系,6000系のアルミニウム合金が多用されている.自動車部品のリサイクルを考慮した同一材料による設計思想(Uni-Alloy-Concept)では,同種材しかし,A7075-T6は高強度であるが,応力腐食割れ発生の確率が非常に高いため,信頼性を要求される締結部品としての使用が難しいとされている.応力腐食割れは,ミクロ組織に強く依存し,析出物が微細均一で,析出物による粒界被覆率が高いほど生じやすいとされ9),通参1料のAL2,AL3アルミニウム合金ボルトが適して常は,T6をT7に置き換え,ボルトの強度を10%いるといえる.しかし,より高い締付け力が必要な場合は,呼び径dを大きくすることになるが,軽量化を阻害し,式(1)の内力係数Φや式(7)のへたり係数Zの増加をまねくため好ましくない,程度低くすることによって,靭性,延性を確保すれば,実用上遜色ない程度の安全性を確保することが可能となる。また,応力腐食割れは腐食が起因して破壊に至る現象であるため,アルマまた,硬さの期待できない中強度のアルミニウムイト(陽極酸化)などの表面処理を施し,耐食性を合金では,ボルト頭部の六角穴等が締付けトル向上させることも重要である.一296一」.JaPanRes・Inst・/brScrewThreαds&Fαsteners.Vol.33,No.10(2002)