ブックタイトル日本ねじ研究協会 2002年10月

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概要

日本ねじ研究協会 2002年10月

一的な破壊をもたらすので,強度設計に盛込むことが難しい。応力腐食割れ対策として,現状では結晶粒微細化による工程設計が有効とされているが,最近,条件によっては,結晶粒微細化が応力腐食割れを助長するという研究も報告されている,13)応力腐食割れのメカニズムを解明し,更なる安全性を追求することが不可欠であると考える.も懸:図10アルミニウム合金ボルトによるリアフレームの締結個所慮した上で,ASFの車体骨格を有する高排気量のモータサイクルのリアフレームのボルト締結に1)2)参考文献T.A.Barners,LR.Pashby:J.Mater.Process.Technol.22(2000),72-79.山本晃:ねじ締結の理論と計算,(1988-使用されている.図10は,リアフレームを片側2本のアルミニウム合金ボルトで締結している写真3)15),65-68,養賢堂福岡俊道・高木知弘:機講論である.MIG溶接を,このボルト締結に設計変更することにより,リアフレームの交換を可能に4)B,No。98-5(1998),257-258.久保田義弘:自動車技するとともに,製造工程の簡略化によるコストダウンに成功した例である.5)術2-12(1998),69-75.丸山一男・賀勢晋司・沢俊行:VDI2230∵1,ら7,おわりにアルミニウム・スペース・フレームの接合方法として,アルミニウム合金ボルトによるボルト締結の有効性を解説した.今回紹介したアルミニウム合金ボルトは,常温での使用を前提としている.今後の展開として,更なるアルミニウム合金の高強度,高耐熱化を図ることにより,その適用範囲が広がるものと期待される.また,ひずみを効率よく与えて,サブミクロンオーダーの超微細結晶粒組織による高強度化は,熱処理を不要とし,CO2の削減や低コスト化につながる可能性があるので興味深いテーマである,輸送機械におけるボルトの破損は,人命にかかわる重大な事故に発展する可能性が高い。ねじ締結体の動的,静的強度は,ねじ締結体の強度設計において対応しきれるものであるが,応力腐食割れは,種々の環境下で予期せぬ突発1)0丹)18)9)Blatt1,(1986),97,日本ねじ研究協会.JISBlO83-1990ねじの締付け通則大橋宣俊・賀勢晋司・丸山一男:ねイドブック締結偏,(1993),6,日会.じ締結ガ本ねじ研究協酒井智次・南田雅裕・岩永麻:機論A,No.95-2(1995),149-150.大西忠一:日本ねじ研究協会誌,互一9(1994),273-286.10)大崎修平:軽金属,4亘一9(1996),456-466.ll)松木啓介:日本ねじ研究協会誌,麺一(1995),6-19.12)松木啓介:特公平7-92101.13)大崎修平・上西研・山崎泰正:機講論,No.005-1('00-3),31-32.日本ねじ研究協会誌33巻10号(2002)一299一