ブックタイトル日本ねじ研究協会 2002年10月
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日本ねじ研究協会 2002年10月
一一「F■■■■一一一一一一一一T-一一ねじ製造周辺技術一亜鉛フレーク系表面処理における環境対応技術間瀬正行*M4SEMasayuki墨1.はじめに使用済み車両(End-of-LifeVehicle)からの廃棄物の低減,適正処理を目的とした欧州ELV指令が2000年9月に制定されて以来,対象4物質のひとっである六価クロムについてその動向が注視されてきた。2003年7月より原則使用禁止に対し,車両にはボルト/ナット類を含め非常に多くの部品についてその適用除外となる六価クロムを含む防錆を目的としたコーティングが行われているか容易に取り込まれる。そしてその強酸化力によりタンパク質を変形させ皮膚潰瘍,鼻中隔穿孔,肺ガン等を発症させると言われている。体内では還元されて比較的毒性の低い三価クロムに変わる。同じクロムでも食事から摂取する三価クロムは極めて広い安全域の物質であり,糖やコレステロールの代謝に不可欠な必須微量元素である。クロムのサプリメントは糖尿病の症状を緩和するなど人体にとって有益なミネラルということで注目されている。一方,生体中で六価クロムから還元さらである。EU委員会にて各国意見が噛み合わずれて出来た三価クロムは低毒性を示すということ-噛様遅れはしたものの,最終的には「2007年7月全面使用禁止」で決着した。一方,日本においても自動車リサイクル法が審議されており,欧州と同様の使用規制が予定されていることから長年使用してきためっき系部品におけるクロメート処理や六価クロムを含有する亜鉛フレーク処理の代替によるクロムレス化は避けて通れない状況である。からしてどうも別物のようである。3.亜鉛フレーク処理六価クロムを含む亜鉛フレーク処理(日本ダクロシャムロック社:ダクロタイズド処理)に使用される処理液は金属亜鉛フレーク,無水クロム酸,グリコール等の分散水溶液である。処理液中にボここでは,将来使用が禁止される六価クロムのルト,ナット等の被処理物を浸漬した後,焼き付毒性,並びにそれを含有している亜鉛フレーク処け炉中で約300℃に加熱することによって一部の理皮膜に関し解説すると共に代替技術として完全六価クロムがグリコール等の有機物によって還元クロムフリータイプの亜鉛フレーク系表面処理材され,水不溶性アモルファスのnCrO3・mCr203を生について紹介する。2.六価クロムの毒性ジュリア・ロバーツ演じる映画『エリン・プロコビッチ』で六価クロムが悪玉として登場したが成する。これがバインダーとなって数十層に積層された亜鉛フレークを相互に結び付けて被膜を形成する。同時に処理液中の無水クロム酸が金属素地表面を酸化して化学的に結合し強固な密着力を生じる。事実,六価クロムの毒性は極めて強く,気化しやダクロタイズド処理被膜の防錆機構…は,亜鉛粒すい性質により消化管や肺,皮膚などから体内へ子のコントロールされた自己犠牲保護作用とクロ*アイシン化工株式会社営業・技術本部化成品技術部ム酸による素地面の不動態化,および亜鉛フレー日本ねじ研究協会誌33巻10号(2002)一283一